MPRP MPRP

新しい発想から生まれた
最先端の無洗米加工技術

MPRPの写真

1991年に誕生し、業界初の量産型無洗米製造装置となったサタケの「ジフライス(JR)」。無洗米市場の形成に先鞭をつけました。その後、1997年に「スーパージフライス(SJR)」、2000年には独創的技術である熱付着材方式を採用した「ネオ・テイスティ・ホワイトプロセス(NTWP)」を開発。無洗米製造装置の代表格として全国の精米工場などで広く採用され、日本だけでなく世界の無洗米市場にイノベーションを起こしました。

2022年、さらなる性能・品質向上を目指し、最新の加工技術を導入した新型無洗米製造装置「マルチパス・リンスフリー・プロセス(MPRP)」を開発しました。超微小気泡を含む「ウルトラマイクロバブル水」と洗米・脱水工程を2か所に設けた「マルチパス洗米・脱水方式」を採用し、食味向上やCO₂排出量の削減などを実現しています。サタケは性能と環境貢献を追求しながら、蓄積されたデータに基づく無洗米加工技術の改良を常に重ね、日本の米食文化を進化させていきます。

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新型無洗米装置「MPRP」導入のメリット

FEATURE

MPRPのメリットを表す図
  • 1

    おいしさの向上

    「ウルトラマイクロバブル水」による表面を傷つけない洗米、および洗米・脱水工程を2度行う「マルチパス洗米・脱水方式」により、白米への圧力を分散・低減します。これにより、粒感のあるおいしいご飯を実現します。

  • 2

    節水・CO₂の削減

    手洗いの洗米と比較し、使用水量は100分の1です。また、化石燃料を用いず、無洗米加工量1tあたりのCO₂排出量を70%以上削減(当社従来機比)します。

  • 3

    高歩留

    2か所に設けた「マルチパス洗米・脱水方式」によりコメに対する負荷を低減。コメの白度を抑えつつ、低濁度の無洗米製造が可能となり、歩留向上に貢献します。

新型無洗米製造装置「MPRP」の構造

OVERALL VIEW

MPRPの構造を表す画像

製品仕様・カタログ

型式 MPRP36A
能力 3.0~3.6 t/h (白米インプットベース)※1
対象原料 うるち米、胚芽米、もち米、外国産長粒種※2
加工方式 湿式加工方式
加水量 加水率 9~10 %(米流量割合)
使用水量 324~360ℓ/h
定格電圧 三相 200V
本体所要動力 28.4 kW
熱源 電気ヒータ 116 kW
必要集塵量 140m³/min
オプション コントロールタンク(レベル計制御※3 有、容量:200kg)

※1 標準設定パターンです。原料、求める品質、メンテナンス頻度によって変動します。
※2 国内産農産物規格規定に定める等級の1~3等が対象原料となります。
※3 白米の供給制御は、上限レベル計と下限レベル計が装備されています。原料白米の供給は、下限レベル計がOFFにならないように供給する必要があります。